せっかく手に入れた『革財布』綺麗に長く付き合って行きたいですよね。
長く使うには、レザーアイテムですから、お手入れが肝心になってきます。
今回は、購入直後のお手入れから、使用中のお手入れまでの基本となるメンテナンス方法を紹介していきますね。
購入直後の革財布のお手入れ方法
では、購入直後のメンテナンスから始めて行きます。
革財布の手入れステップ①乾燥している場合はオイルで加脂
素材や販売状態で大きく変わって来るんですが、セレクトショップなど、店頭でしばらく陳列されていた革財布は、油分が不足している可能性が高いです。
その場合、オイルを入れてあげることで、吟面(表面)のひび割れなどを防止できます。
革財布の手入れおすすめのオイル
・ニートフットオイル
牛脚の脂を主成分にした動物性オイル。
油分を保ち、柔軟性を与えたくれます。
ヌメやサドルレザーにオススメです。
・ピュアホースオイル
その名のとおり、馬の油分を使ったオイルです。
浸透力が高く、カビや酸化を防止してくれる働きがあります。
・ミンクオイル
ミンクファットを使ったオイルです。
こちらも浸透性が高く、扱いやすいオイルです。
オイルは基本的に、「動物由来」の物を使うように心がけてください。
たまに、「オリーブオイルでもいいよっ!」なんて書いてある記事を見ますが、悪くはないけど決して良くはないです。
カラカラに乾燥しているよりはいいかな?というぐらいで、私はオススメしません。
餅は餅屋で、革には革専用のケアアイテムを使いましょう。
さてさて、先ほどの書いたようにブッテーロなどのオイルドレザーやクラフトショップから直接購入した場合は、そこまで乾燥している可能性が少ないので、次のステップから行って頂ければいいと思います。
革財布の手入れステップ②防水スプレーorワックスでコーティング
次に、レザーアイテムは基本的に水気を嫌うので、その水気対策をしておきましょう。
この時、オイルを入れた場合は入念に拭き取り一晩あけるなど、余計な油分は取り除いておいてください。
革財布の手入れおすすめの防水スプレー&ワックス
・アメダス
フッ素系の防水スプレーで、通気性は保ちますが、水分は弾くという優れものです。
・エキゾチックスプレー
ヘビ・ワニ・トカゲなどの爬虫類専用の防水スプレーです。
エキゾチックレザーは、一般的な牛革などとは性質が異なるので、専用のアイテムがオススメです。
・1909シュプリームクリーム
シダーウッドオイルを主成分に使っている革用クリーム。
浸透力が高く、保革や柔軟性の維持、撥水効果があります。
・ラナパーレザートリートメント
レザーケア用品の代名詞的存在のワックスです。
これ1つで、保革、防水、撥水、防カビ効果があります。
買っておけば間違いないアイテムです。
さてさて、さっきはオイルで、今度はワックス…
「ん~オイルとワックス一緒じゃないの?」
なんて疑問を持たれているかと思いますが、同じ油分には違いないのですが、レザーアイテムのお手入れにおいて、このオイルとワックスの違いを理解することが重要。
なので、違いについて簡単に解説させて頂きます。
『オイルは革に浸透させ栄養を与えるもの、ワックスは革の表面に残り保革・保湿や、防水・防カビ効果をもたらすもの』です。
なので、乾燥して栄養不足になっていたらオイル、長期間栄養を保たせるためにワックスという感じで使い分けます。
この使い分けを覚えるだけで、革財布の寿命がグッと長くなり、エイジングなどの変化もより深く楽しむ事が可能です。
では、これを踏まえたうえで、次に使用中のメンテナンスの説明していきます。
普段使用している時の革財布のお手入れ方法
購入からしばらく経って、汚れがそこそこある場合のメンテナンスは次のようになります。
普段使いの革財布の手入れステップ①柔らかいブラシなどでホコリや汚れの除去
・馬毛ブラシ
こういった、馬毛などの柔らかいブラシでホコリやゴミを取り除きましょう。
ブラシなどがない場合は、タオルなどで軽く乾拭きすれば大丈夫です。
この時、マイクロファイバーなどの「拭くだけ〇〇クロス」などは、吟面を傷つける可能性があるので使わないでください。(研磨剤が入っている物もあるので)
普段使いの革財布の手入れステップ②防水スプレー・ワックスや汚れを落とす
クリーナーなどを使って残っているワックスや汚れを落としていきましょう。
革財布の手入れおすすめのクリーナー
・レザーソープ
名前のとおり、革用の石鹸です。
天然ホホバオイル配合で、ゴッソリ汚れが落ちます。
- 全体を固く絞ったタオルやスポンジで軽く湿らせる。
- スポンジにレザーソープを取り全体になじませる。
- 乾いたタオルで汚れを拭き取る。
上記の3工程です。
水を使うのが気になる場合はこちら↓
・レザークリンケア
こちらは、濡らさずにウエスに取り、全体になじませて浮いてきた汚れを拭き取るだけなので、水を一切使いません。
汚れの度合いによって使い分けるのもいいかもしれません。
普段使いの革財布の手入れステップ③オイルorワックスで仕上げ
最後に、先程も書きましたが、乾燥している場合はオイルで栄養補給を、その次にワックスなどで保革・保湿をしてあげてください。
あまり乾燥してない場合は、ワックスのみで充分です。
では次に、お手入れの頻度について解説していきます。
革財布のお手入れの頻度
一概に何ヶ月に一度とは言えないのですが…
クリーナーなどを使うメンテナンスは、短くても半年~1年に一回で充分です。
あまり頻繁に洗いすぎると、染料などを落としてしまう可能性があります。
私の場合は、1~2年周期で夏の終わりにクリーナーを使ったメンテナンスをしています。
もっと手入れしないよって方も多いと思いますが、夏は汗をかきやすく、一番お財布が汚れる可能性が高いので、シーズンが過ぎたあたりで一旦リフレッシュさせてあげるように心がけています。
そのほかは、数ヶ月に一回、気が向いた時にワックスを掛けるぐらいです。
ワックスもかけすぎると良くないと思いますが、ちょこちょこ手を掛ける事で、汚れにくくはなっています。
とりあえず、あまり神経質にならずに、気が向いた時にかまってあげるようにしてください。
【革財布の手入れ方法】ホコリや汚れの落とし方の基本や手入れ頻度を解説まとめ
今回は、「【革財布の手入れ方法】ホコリや汚れの落とし方の基本や手入れ頻度を解説」についてまとめていきました。
使い古して傷があったりする革財布は、味があってかっこいいと思いますが、かといって、わざとボロボロにするのは話が変わってきます。
大切に長く使って、最高の相棒に育ててあげてくださいね。
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